化学物質に慣れきった私達

毎日15m3 の空気を吸っている
第3回　化学物質に慣れきっている私たち
Ｅ-3　梅原　敦
　知っていますか。私たちの1日の呼吸量は約15m3 、18kgほどの空気を吸って暮らしています。その空気中の酸素は、いったい、誰が作ってくれているのでしょうか。昼間は植物が、夜になると二酸化炭素を吐き出す植物に代わって、地中の微生物たちが酸素を作って地球上のあらゆる生物の命を守ってくれているのです。だから除草剤や農薬、クレゾールなどの消毒剤や合成洗剤を使って地中に住む、もの言わぬ生物を殺したり川や海を汚したりしてはいけないのです。お互いの命は、共に生かされているのです。

　この7月l日から、脳神経系をおかすシロアリ駆除剤のクロルビリホスは居室のある建築物には使用が禁止され、ホルムアルデヒドに対しては厳しい建築規制もできました。コールタールの生成過程でできる化学物質・クレオソート油（防腐剤）には発ガン物質が含まれているため、国土交通省ではやっと「国の公共事業については」使用禁止と決めました。この程度には認知されるようになったわけです。

　しかし、まだ他の化学物質の安全性が厳密に検証されているわけではなく、二種類以上が混合した場合の危険度についてはほとんど分かっていないのが現状です。

　現在この病気で苦しんでいる人はl00万人。自分自身の健康と深く関わる身近な問題として、ユースプラザの改築工事を考えていただけたら幸いです。　

　なお、この病気についてくわしくお聞きになりたいことがありましたら、私たちにお答えできることなら喜んでご相談にのらせていただきます。お電話・FAXの対応になりますが何なりとお聞きください。

梅原　敦　（宅：Tel.(51)9578

http://park.zero.ad.jp/~zap76293/townnews_031018.html
『緑のその風』